never too late

遅すぎるなんてことはない

そう

何かをするということに

遅すぎるということはない

確かに

そう

思ってる

でも

そうなんだけど

辿り着ける場所が

変わってしまうのは

どうやっても仕方がない

何も勉強してこなかった学生が

１ヶ月で

進学校に行ける可能性は

それほど高くない

どれだけハマっても

どれだけ強制されても

物理的な限界がある

それは

学生、受験に限ったことではなく

また

仕事や趣味に限ったことでもない

いろんなこと

さまざまなこと

に

置き換えられるもの

…

目の前にあるチャンス

一度手にしてみて

そして

ちょっと置いたりして

遠くから見てみたりして

また

手にしてみたり

そして、また置いてみて

で

必要になったら

手にしようかなって

別の方を向いていて

フッと気がついたら

どこにやってしまったのか

分からなくなって

他の人に聞いてみても

分からなくて

どうしよう…って

他の人が使っているものを

譲ってもらうわけにもいかず

他の人のものを奪ったとしても

それは

他の人のためのものだから

自分には合わなくて

使いものにならなくて

お金で買えるものでも

どこかに落ちているものでもないから

どうしよう…って

…

イライラしたり

誰かを責めたり

自暴自棄になったり

しても

何も解決しない

どころか

状況が悪化していくだけで

余計な苦しさが増えていくだけ

でも

だからって

諦めることもできずに

どうしようって

泣いて、わめいて、騒いで、責めて、壊して、そして

疲れ切って

最期まで

残る景色は

最期まで

残る音は

最期まで

残るものは

全ての力が抜けて

最期の最期に

残るものは

まるで

漆黒の闇の雲間から

降り注ぐ光

強く、優しく、温かく、確かな

その光に、その音に

導かれ

進んでいく

生きていても、死んでいても

その光に、その音に

導かれ

進んでいく

神謝